今回は京阪13000系電車をBトレインショーティーサイズで作った時のまとめです。比較的新しい車両も製品化された京阪のBトレですが、惜しくも製品化されなかった最新鋭の車両。現代の京阪を再現するためにも頑張って作ることにしました。
…前回の記事を見て頂いた方ならお分かりと思いますが、実は13000系は過去に製作したものがあります。それがコチラです。
この時作った13000系もどきですが、
・緑の部分が深緑じゃない
・中間車2両を作るために必要なパーツが圧倒的に不足(しかも入手困難)
リアルかと聞かれると微妙ですし、このままでは 石山坂本線状態 フル編成とは言えないので、ある程度妥協をしたうえで、改めて再チャレンジすることにしました。
ちなみに、13000系もどきの製作記はこちらから↓
上の記事をもう見たという方は、下へスクロール。
まずは種車。京阪9000系を集める過程で余った先頭車と、やや汚れが目立つ中間車が2両ずつです。側面のドア・窓配置がほぼそっくりということでこちらを選びました。
続いて材料は以下の通りです。
・過去に作った13000系っぽい車両2両
・余った新3000系の先頭車
・部品取り目当てで買った阪急新1000系の先頭車
・グリーンマックス・ザ・ストアで買った10000系用のクーラー
これらのパーツを使い、13000系をカッコよく仕上げていきます!
まずは9000系の屋根を加工。アンテナより前(運転台付近)の部分をカットします。
続いてクーラーカバーの撤去。
ドリルで穴を開け、ニッパーで除去。その後はヤスリできれいに仕上げます。
今度は新3000系のクーラー。
こちらも9000系と同様、アンテナを境にカット。ただし運転台付近だけ流用します。
(工程の都合で元々のアンテナは撤去しています)
ここでグリーンマックスの店で買ったクーラーを試しに載せてみました。
銀色のクーラーカバーが光っています!
クーラーカバーの除去を中間車にも施工。実車同様、複層式の窓ガラスを再現するため、窓枠(金属部分)をヤスリで除去。これをするだけでも印象は違ってきます。
ちなみにクーラーカバー撤去にかかった時間は1両あたり1時間ほどでした。
(ここでクーラーカバーを一旦外します)
車両にとって大事な部分でもある前面も加工。過去に作ったものから流用・塗り替えを施し、13000系らしい印象に近づけました。ここはデリケートな部分でもあるので筆塗りで彩色しました。
緑色の部分はグリーンマックス鉄道カラー No.33 京阪ダークグリーンを使用しました。
塗装に入る前の屋根の部分。
目立つ傷をパテで埋め、サーフェイサーを塗っての繰り返しです。
足回りの加工もしっかりと。台車レリーフですが、阪急1000系ものをよく観察してみると、新3000系中間車の物と同一の金型を使っていることが判明。数が足りなくなっていたため、ありがたく有効活用することにしました。
編成全体での見栄えを考慮し、グレー1色でまとめて塗装。
続いて車体の塗装です。
サフ塗りの後に、鉄道カラー No.37 白で全体塗装。
続いて下半分をマスキングして、鉄道カラー No.34 京阪ライトグリーンで塗装。
工程の都合上、ここでマスキングをはがしましたが、
少しずつ13000系らしくなってきたと思います。
再度マスキングし、鉄道カラー No.37 京阪ダークグリーンで塗装。
ここまでは下準備といったところでしょうか。
いよいよ本格的な仕上げに移ることに。さらに次回へ続きます。