2021.06.27 箱根撮り鉄旅(2021箱根前編)
今回は、昨年の初夏に訪れた箱根で撮り鉄をした時のまとめです。旅の様子は次回に分けて記載したいと思います。
さて、中の人の箱根登山線でのお目当ては、廃車が始まった小田急1000形の未更新車。リニューアル工事の中止により、事実上の引退を迎えることになった、そんな車両を追いかけていました。
ということでやってきたのは箱根板橋駅。
50000形(編成不明)
まずは大人気車両50000形VSE。しかしおよそ半年後、この車両が引退することが明らかになり、日本中の鉄道ファンにショックを与えることになるとは…
小田原~箱根湯本間には箱根板橋に加え、風祭、入生田と3つの駅があり、いずれかの駅でロマンスカー同士のすれ違いが行われます。展望車同士の並びも狙わないと撮れないレベルで難しくなりました。
1000形1160F
小田原~箱根湯本間のシャトルに使われる1000形も、実は未更新車。撮影当時は4本あるうちの1本が廃車になったため、その姿を追いかける同業者も増えました。こちらがいわゆる赤い1000形と呼ばれるタイプです。
(こちらの編成は2022年6月14日を以って廃車となりました)
30000形EXEα(編成不明)
こちらは大規模なリニューアルを受け、継続使用が決まったEXEαです。50000形VSEと全く正反対の運命を辿ることになるとは誰が予想したのでしょうか…
1000形1051F
本来は小田原線などで運用される青い帯の車両ですが、赤い1000形の廃車発生による車両不足を補うべく、小田原~箱根湯本間のシャトル電車に抜擢されました。
ここで風祭駅へ移動します。
1000形1051F
10年以上も前の小田原~箱根湯本間には、写真のような青い帯の車両が日常的に乗り入れており、その中には新宿駅へ直通する列車もあったそうです。
60000形MSE(編成不明)
実はこの時、小田原線内で人身事故が発生。一部のロマンスカーが運休となり、上のMSEも回送列車として小田原方面へ。この時、小田原~箱根湯本間は1000形3本しか走っていないという珍事に。
1000形1161F
2022年現在、赤い1000形に代わってリニューアル工事を受けた4両編成が小田原~箱根湯本間で活躍しています。ただし赤いラッピングは施されず、青い帯のままで運用に就いているみたいです。
1000形1051F
本日3回目の1051F。短区間を行ったり来たりする特徴を活かし、効率よく記録できたのは嬉しい限り。また、同業者の方を見かけなかったのは個人的に意外でした。
1000形1051F
本日4回目となるこの記録が、1051Fの最後の記録となりました。
1051Fは2021年11月を以って廃車に。青い帯の4両・未更新車は終焉を迎えました。
おまけ:過去にも遭遇していた箱根登山線の1051F
今から8年前の2014年、箱根を訪れた際に実は1051Fと遭遇していました。
この時は、余程のことが無い限り青い帯の車両による代走が無かったため、非常にレアな光景に立ち会ったことになりました。現在との違いは各駅停車の幕が各停となっているのもポイントです。
次回は箱根周辺をぶらぶらした時の様子をお届けします。