今回は模型ネタです。中の人もNゲージ化したBトレをいくつか持っていますが、実際はただ動力化してカプラーの交換に留めていただけでした。今後の運転会参加を見据え、Nゲージに匹敵するような、リアルな加工に取り組むことを決意しました。
加工前のN化したBトレはこんな感じです。
左がバンダイ動力のアーノルドカプラーのまま、右がKATOのカプラーに交換したものです。連結面はKATOのカプラーでも大丈夫ですが、さすがに先頭部分は何とかリアルにしたいなと考えていました。
そこで今回は、TOMIXのJC25を使い、前面部分を中心にイメチェン。
初めはTNカプラーを加工します。
まずはTNカプラーの爪の部分(赤い〇で囲ったところ)をカット。
続いて電気連結器周り。2段のままなので1段にカットします。
電気連結器が1段の京急の場合は、JC6324でも大丈夫ですが、今回はTN化のついでにスカートの交換も考えているため、あえて電気連結器が2段のJC25を選びました。
写真のような状態になったら加工は完了です。続いて台車と床板の加工です。
TN化にあたり、バンダイの走行台車ではカプラー部分が干渉するため、グリーンマックスの台車からカプラーを切断したものを用意します。*1
ガラスパーツをつなぐブロック部分は、下の突起をカットして平坦にします。この部分に瞬間接着剤を塗り、TNカプラー本体を固定させます。
床板部分はTNカプラー本体に干渉しないように、こちらも一部をカット。加工が完了したら、台車と前面パーツを取り付けてみましょう。
改造前と比べてかなり印象が良くなりました!
正面から。連結面のスッカラカンな状態が解消され、一気に引き締まったスタイルに。連結面の造形がとても良い感じ!
ここで本題から逸れますが、連結面のKATOカプラー化とパンタグラフの交換も施工。カプラーはKATOの密連形Aグレー(品番11-704)、パンタグラフはグリーンマックスのPT43H(品番5813)を使用しました。
一連の加工を反対側の先頭車にも。前面の600の文字はトレジャータウンのインレタを貼るなど、過去を遥かに上回るレベルで気合が入っております。
先頭車同士の連結もこの通り。こうやって眺めるのもアリだったりします。
ここまでは青い600形に施工してきましたが、増結用に赤い600形4両もさらにディテールアップすることに。加工内容は全く同じです。
まずはTNカプラーを取り付け。
パンタグラフはグリーンマックスのPT71A(品番5807)に交換。
連結面はKATOのカプラーを取り付け、前面に600の文字のインレタを貼り付ければ…、
赤い600形も加工が完了しました!
こんな感じで、Nゲージ化した車両には特別な加工メニューをご用意しました。
あくまでも中の人がよくやる方法ですが、京急車に限らずNゲージでの走行可能なBトレにも(大半は)応用が効くので、参考になればありがたいです。
続いては600形のスカートを交換させて、さらなる高みへ。次回へ続きます。
*1:ちなみに台車は単品販売あり