今回紹介する車両も、前回に引き続き東急東横線に関連したものです。
横浜高速鉄道Y500系
実車は2004年のみなとみらい線開業・東横線との直通開始と同時にデビューし、現在は副都心線、東武東上線、西武池袋線にも乗り入れています。
Bトレでは2005年2月と同年10月に鉄道会社限定で発売。その後2013年と15年にマイナーチェンジの上で一般発売されました。今回紹介するのは2015年に発売された物になります。
さて、Y500系自体は初期の製品を8両フル編成で持っていますが、今回は既に持っているその編成の代替として導入しました。
Y500系といえば、何といっても側面のグラデーションが特徴ですが、初期の製品は付属のステッカー(下)を貼り付けるか、デカール(上)を車体に転写する必要がありました。2013年以降に製品化された物は、特殊印刷によって表現され、ステッカーなどを貼る手間が省かれています。
中の人は安さを理由に初期の製品を選び、側面の模様は扱いに慣れていたステッカーを選んで貼り付けました。しかし、ステッカーは経年とともに劣化していくとともに、技術力の無さが目立っていきました。
という訳で2013年以降に製品化された物を中古で入手。未開封もあるのでレビュー。
まずは先頭車のパーツ。中身はシンプルです。
続いてこちらは中間車です。屋根は2パンタ屋根とパンタ無しが1種類ずつ付属する他、それに対応した妻面も入っています。
中間車用屋根のランナーを見てみると、真ん中部分に不自然な空白があります。
Y500系は東急5000系をベースに製造されたため、当然ながら東急5000系の金型をそのまま使っています。2013年までに発売された製品には、実車には無い1パンタ屋根まで入っていましたが、2015年発売の製品には入っていません。
デビューしてから現在に至るまで8両となっているので、わざわざ作る必要も無いと判断されたのかもしれません。
そしてステッカー。副都心線への直通を開始した2013年3月以降の姿が作れます。
ちなみに、側面のラッピングは渋谷寄り4両と元町・中華街寄り4両が向かい合うようにします。4号車と5号車が隣り合う部分には、付属のステッカーでラッピングがない部分を再現する必要があります。
いつかは塗装とかで何とかしたいですが、しばらくの間はこれで行きます。
ひとまず、パンタ無し中間車を1両組み立て。まだ7両しか無かったので中古で組み立て済みの中間をもう1両手に入れ、8両分揃えることに成功。続いて前面のドレスアップに。
前照灯やLED表示、8carsの表記やみなとみらい線のロゴマーク、そして副都心線用モニターのブラックアウトも貼り付け。
素組みのまま(左)と比べるとこんな感じ。どちらが引き締まっているかは一目瞭然です。
せっかくなので初期の製品と比較。メタリックな塗装になったことでステンレス製車両特有の光沢が出ていて良い感じ。
先頭車側面。
中間車側面。
ということでY500系8両フル編成が完成いたしました!側面ラッピングの質が上がって個人的に大満足です。あとはグレードアップも近いうちにやってみたいところ。
Y500系フル編成、新旧ロットの競演。
さて、元々Y500系だったこちらの8両編成は、改造のためにラッピングを全部剥がしました。これらの余った車両を使い、東急の最新型車両を作りたいと思います。
それでは、また次回。