今回は2週間前の土曜日の様子です。
前日の金曜日に必死で課題を進めていた作者。しかし夜遅くまでやったことが祟って起きたのは午後2時。
雨も降ってるし、近場で梅雨らしい写真でも撮りに行くことにしました。
やってきたのは能見台という場所。
横浜市南部の金沢区内に位置し、辺りは高層マンションがそびえ立つ横浜市内有数の住宅街です。
「能見台」というあまり聞かないこの地名。気になるその由来ですが、
・能く見える(よくみえる)から。
・平安時代の画家巨勢金岡(こせのかなおか)がこのあたりで写生をしようとした時、あまりの美しさからのけ反ったことから「のっけ堂」と呼ばれた。
・平安時代の摂政藤原道長が建てた草庵(もしくは地蔵堂)が「能見堂」だった。
といった様々な説があり、1980年代の住宅開発に当たり「能見台」と名付けられたそうです。
上は横浜横須賀道路の金沢支線。首都高速湾岸線と横浜横須賀道路をつなぐ自動車専用道路です。
さて、ここからしばらく歩いた先で京急を撮ろう!…と思ったのですが、
えー…、ご覧の通り草木がボーボーに生えています。
ここは撮り鉄の間では有名な撮影地ですが、とても撮れそうにありませんでした。
予定では廃車の進む都営5300形による逗子・葉山表示を撮ろうとしたのですが、こんな状態なので記録程度にパシャリ。
しかし、今日の目的はそれだけではありません。能見台駅の一つ隣である金沢文庫駅に移動します。その道中でこんなものを発見。
一見すると単なる地下道ですが、かつてはここに踏切がありました。
…と言っても戦争が終わる直前の1943年頃のことで、現在とは大きく違い遮断機が無い踏切でした。*1それ故に電車に轢かれて亡くなる事故が多発したといいます。
沢山の電車が行き交う今となっては想像しがたい光景だと思います。*2
さらに歩くこと10分、金沢文庫駅に到着です。
金沢文庫駅では先ほど撮った5300形と1500形が並びました。
ここからは逗子方面を目指します。
京急の電車に東京都の文字が。
これは2020年に開催されるはずだった東京オリンピックのラッピング電車。京急では羽田空港と東京都内と神奈川県内を結ぶため、オリンピック期間中に向けて色々準備を進めていたようですが…、どうなったのかは察してください。
東京オリンピックのラッピング電車に乗り、新逗子…改め「逗子・葉山」駅へ。
もともと「新逗子」という駅名でしたが、葉山への玄関口であることをアピールするため、2020年3月14日に駅名が変わったそうです。
逗子・葉山駅に到着。
駅名が変わった後に来るのはこれが初めてでした。
駅近くにあるファミリーマートは駅名に合わせて変えた一方、通りの名前はそのままになっています。
地元としても「新逗子」が馴染んでいる以上、そう簡単に変えたくないという思いが現れています。
さて、この日のもう一つの目的はあじさいと江ノ電を一緒に撮ること。
この日は江ノ電の人気車両、300形が運行されているとのことでついでに撮りに行こうというわけです。
逗子駅から鎌倉駅乗り換えで長谷駅へ。久しぶりに江ノ電乗車です。
長谷駅到着。この時は駅舎のリニューアルが完成したばかりでした。
ちょっと歩いた先には海が見えます。
(さすがにこの日はあまりいなかったと思いますが…)
ちょうど去年にも訪れたこの場所で、江ノ電とあじさいを撮ることに。
しかし305形が折り返してくるのは今から約30分後。
実は長谷駅に着いた時の対向列車が305形だったのです。
江ノ電の電車は基本的にどれも好きなんですが、やっぱり305形の古き良き姿は趣があって良いもので…
…とはいえここは神社の境内。撮影できる場所も大幅に限られています。
撮り鉄はもちろん最近ではインスタ映えを狙う人も多いため、難易度が一気に上昇。
仕方がないので、たまたま一緒に撮っていた同業者の方としばし談笑。
あじさいにピントを合わせてみたり…
雨傘と一緒に絡めてみたり…
そうこうしているうちに305形が近づいてきました。
うーん、思っていたのとなんか違う…。
とりあえずあじさいと絡めることは出来ました。
この日はちょうど夏至の1週間前ということもあり、残れないことはなかったのですが、305形が通過してしばらくした後に大雨が降ってきたため、この日はここで撤収。
6月14日(日)
こうして浮かれていた土曜日ですが、帰宅後にもう一つの課題の存在を思い出し、あわてて取り掛かることに。
そのため江ノ電の撮影には出向けなかったので地元で適当に撮影することにしました。
5300形5311編成。
スカートが小さい編成は初期に登場したもので、「ミニスカ」と呼ばれています。
廃車が進んでいるのはご存じですが、実はロングスカートよりもミニスカートの方がより多く残っていたりします。
2100形2149編成。
とりあえず撮りたいものは撮れたのでここで撤収しました。
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*1:ちなみに、×印の警標がないタイプの踏切を第4種踏切という。
*2:詳しくはこちらのページを参照→http://hamarepo.com/story.php?page_no=2&story_id=5614