今年もあとわずか、神奈川の鉄道では色々なニュースがありました。
今年最後の記事は、そんな2019年の神奈川の鉄道を振り返ります。
今回の地下化により、開かずの踏切と言われた産業道路第一踏切が廃止となりました。
切り替え前日と当日では多くの見物客が大師線を訪れました。
大師線では東門前~川崎大師間においても地下化が発表されており、いずれの区間が地上から姿を消す日もそう遠くはないでしょう。
3月 シーサイドライン 30年越しの全線開業
3月31日、シーサイドラインの金沢八景仮駅から京急線に直結する本駅間が開業。
折しもシーサイドラインは2019年で開業30周年という節目の年を迎え、30年越しの全線開業を果たしました。
4月 平成最後の新型車両 相鉄12000系デビュー
4月27日に相鉄12000系が登場。
半年後に予定されていた相鉄・JR線直通線向けの車両で、既存の車両を置き換えるとともに直通に備えました。
年明けにもう1本が製造され、相鉄12000系は全て揃う予定です。
5月 令和最初の小田急ファミリー鉄道展 初代SE車とGSEが最初で最後の競演
5月25日に開催された小田急ファミリー鉄道展では、初代SE車3000形とGSEこと70000形が初めて並べて展示されました。
ロマンスカーミュージアム展示に向け、一部車両が解体されることになったSE車こと小田急初代3000形。
初代ブルーリボン賞に輝いたSE車と令和最初のブルーリボン賞に輝いたGSEの並びは小田急の歴史を感じさせるものでした。
6月 京急800形 引退
昔ながらのスタイルを最後まで守り続けた、京急800形が6月16日の団体貸切電車を以って引退。およそ40年にわたる歴史に幕を下ろしました。
関東大手私鉄の通勤型電車から片開きドアの車両が全て引退。
翌日からは京急のホームドア設置がものすごい勢いで進むことになりました。
7月~9月 神奈川県内で鉄道事故が相次ぐ
今年の夏は県内で鉄道事故が多発。あまりの事故の多さに不安になった方も多いでしょう。
鉄道会社の中には、今回の事故によって対策に不備があったことも発覚したそうです。東京オリンピックが近い中で、更なる事故対策が求められます。
10月 相鉄旧7000系 引退
相鉄旧7000系のラスト1編成、7710Fが10月を以って引退。
かつて相鉄のカラーリングだった赤い塗装は、直通開始を待たずして見納めになりました。
今年は似たような車体を持つ新7000系にも廃車が発生。
現在はVVVFインバータ制御の車両が残るのみですが、それらの車両も先は長くないでしょう。
11月 東急目黒線3020系デビュー
11月22日に東急目黒線にて3020系がデビュー。
相鉄線との直通運転に向けた車両で、2020系をベースとしているのが特徴。
また、既存の車両も直通に向けた改修工事が進められています。
11月 相鉄 悲願の都心乗り入れ果たす
相鉄にとって悲願だった都心乗り入れが11月30日にスタート。
県内では久々の新駅である羽沢横浜国大駅も開業し、鉄道史に新たな1ページが刻まれました。
将来的には新横浜駅に繋がり、東急線などにも乗り入れる予定です。
12月 東海道線特急踊り子、世代交代
長らく踊り子として活躍を続けていた185系とスーパービュー踊り子でおなじみの251系。
その両形式の置き換えが明らかになりました。
251系は「サフィール踊り子」用のE261系に、185系は中央線特急から転用されたE257系によってそれぞれ置き換えられることに。
また、スーパービュー踊り子の列車名もサフィール踊り子のデビューを前に消滅することになりました。
いかがだったでしょうか。
来年は東京オリンピックが開催されるので、更なる鉄道網の変化が予想されます。
来年もそんな鉄道を私は追い求めていきたいと思います。
それでは皆様、良いお年をお迎えくださいませ。