Mori@Forestの鉄道に関するイロイロなことをまとめた忘備録。更新は不定期となります。 Welcome to my blog. The language in this blog is Japanese only.

Bトレ 京急デハ601を作る 前編

今回は京急600形(2代目)の保存車両、デハ601号をBトレサイズで作ってみました。今まで編成物が多かっただけに、保存車両を題材に取り上げる珍しい企画です。

まずは材料のご紹介。

GMエコノミーキット 2代目600形 前面・側面(GMストアでバラ売りを入手)

・旧1000形先頭1両

(パンタ付き・集中冷房タイプ)

・TS-310タイプの台車レリーフ

(1000形分散冷房車タイプから)

・厚さが1㎜以下の透明なプラ版

今回は初の試みで、GM エコノミーキットのパーツを使います。これを使うことで、Bトレでは製品化されなかったものも簡単に作れるとのことです。では、早速作っていきましょう!

まずは台車レリーフの交換から。

種車の旧1000形のうち、集中冷房を取り付けた車両はTH-1000(写真下)と呼ばれるタイプの台車を履いています。一方、デハ601はTS-310(写真上)と呼ばれるタイプの台車を取り付けています。

ちょうどTS-310を1両分ストックしていたので有効活用することに。

ちなみに、実際にデハ601が履いている台車がこちら。形状に若干の違いはありますが、雰囲気は出ているはずです。

続いて側面部分ですが…、

2代目600形と言えば、沢山の窓が横に並んでいる姿が印象的です。そんな窓配置を再現したいところでしたが、これをどうやって6cmに収めるかが課題となりました。

しかし、これ以上窓を増やしたりドアの位置をずらすのは、種車の構造上厳しそうです。

実車について観察したところ、

・車端部の窓が開閉可能な2段窓である

・戸袋窓が車両の中央寄りに配置されている

この2点を突き止めました。そこで…、

戸袋窓と、開閉可能な2段窓の場所を入れ替えました。

仕組みはこんな感じ。旧1000形の中間車に車端部が2段窓の車両があったので、そこからガラスパーツだけ流用。

窓の数を増やすことは無理でしたが、2代目600形らしい窓配置になりました。

続いて車体部分に手を加えます。

側面車体パーツの先頭部分には、前面がはまるように切り欠きを入れます。

ここでエコノミーキットの前面と妻面が登場!

なお、そのままではBトレのパーツに合わないため、突起をすべて削ります。

そして屋根パーツ。こちらは前面パーツに干渉する部分をカット。

実際に仮組みをするとこんな感じ。完成のイメージが少しずつ湧いてきました。

妻面から。当初はエコノミーキットの妻面パーツは使わない予定でしたが、それを使ったほうが遥かにリアルになると判断し、こちらも使うことに。配管部分が良い味出してます!

足回り部分は、BトレでもポピュラーなNew HGシャーシを使用。ただし、前面にあたる部分はパーツが干渉しないよう、一部分をカットしました。

これにてパーツの下ごしらえは完了しました。次回はいよいよ塗装に移ります!