Bトレ改造 京阪8000系プレミアムカーを作る。(京阪8000系 中編)
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今回は京阪8000系のフル編成を作る過程で登場したプレミアムカーの制作記です。
本物のプレミアムカーにもいつか乗ってみたいところ。
京阪8000系の新塗装、クオリティはとても良いのですが…、
セットの仕方に難が有ると個人的に感じます。
京阪8000系新塗装は先頭車が2両、中間車が1両、2階建て車両が1両の計4両のセットになっています。これで8両フル編成を作る場合、中間5両を確保するために5セットも買う必要が出てきます。
フル編成用に8両分(平屋中間車5両を含む)を転用した場合、先頭車2両と2階建て車両1両の3両セットが4セット分、つまり12両もの車両が余ることになるのです。(プレミアムカーを組み込まない8両編成を作る場合に限る)
「余る車両を何とかしたい…!」
その思いがきっかけでプレミアムカーの製作が始まりました。
まずは車両の真ん中にあたる部分で車体を切断し、中間車化します。
屋根は余ったものを取り付けています。
次に窓ガラスを分割。ピンバイスで穴を開けてカットしやすくします。
中間車用の屋根にはめるとこんな感じ。
このようにして1両分の中間車の車体を作ります。
先頭2両が中間1両に大変身。
遠目で見れば切り継いだ後はそこまで目立たないと思います。
(どの道今回は塗装変更しますが…)
ちなみに、余った先頭車のパーツでこんなものも。
知っている人は知っている、くずはモールにある運転シミュレーターです。
IPAに入れて塗装を剥離。さらに瞬間接着剤でくっつけます。
ドアの部分はプラ板で作ることを前提に、一か所だけくり抜きます。
もう片方のドアはプラ板で埋め、窓とします。
屋根は余剰パーツを消費するため、パンタ付き屋根をやすりで削ることに。
仮組み。それらしさはまだ出ていません。
ここから一気に近づけていきましょう。
ドアのパーツは余ったプラ板で制作。三日月の形をしたドア窓もしっかりと再現。
窓ガラスは片方のドア部分だけ徹底的に削り、そこにドアパーツを置きます。
少しづつ、けれども確実にプレミアムに仕上げていきます。
赤い部分はグリーンマックス製 29番 京急バーミリオンで塗装。
さらにドア付近の金色の部分は、Mr.カラー 9番 ゴールドで塗装。
下の赤い塗装に侵食しないように、念入りにマスキング。
一気にプレミアムカーらしい姿に。最後の仕上げに参ります。
以前、京王のラッピングを作った時に余ったラベル用紙に、
Mr.カラーの9番(瓶)を塗り、金色のインレタ的なものを制作。
そしてこれをカットして貼り付ければ…、
京阪8000系 プレミアムカーの完成です!
切り継ぎ、塗装変更、パーツ新製などの今までの技術の粋を集めた車両に。
ちなみに、先頭2両からプレミアムカー1両を作ったことで、本来はフル編成化に5セット必要なところが4セットで済み*1、余る車両も9両に抑えられました。
ひとまず8両フル編成はできあがりましたが、それでも余る残りの9両は何とかしたいところ。次回はその余る車両も上手いこと活用したいと思います。
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*1:編成を組むための1セット分は除く