既にご存じの方も多いと思いますが、あまりにも衝撃的だったのでご紹介。
3月8日に運転予定だった東海道新幹線700系ラストラン「のぞみ315号」*1は、新型コロナウイルス感染拡大の恐れがあるとして、運休することが明らかにされました。
また、これに伴い東京駅や新大阪駅での引退記念式典や社員によるお見送りも中止となりました。
700系の東海道新幹線における営業運転は、3月1日に運転された団体臨時列車が最後となりました。
新幹線700系とは?
1999年、JR東海とJR西日本による共同開発によって登場。時速300㎞運転を成し遂げた500系の課題点を踏まえ、両路線における製造・運用コストの効率化を目指した車両。
その独特の形状から、「カモノハシ」という愛称で親しまれました。300系から受け継いだその車体は、後に登場するN700系にも形を変えて引き継がれています。
今回の運休により、JR東海に所属するC編成は事実上の営業運転終了。ほぼ同じ仕様を持つJR西日本所属のB編成も、唯一の定期運用が3月14日のダイヤ改正で消滅。
残る700系は「ひかりレールスター」用として登場したE編成のみとなります。
切符購入者には払い戻し、乗車記念品も贈呈。
きっぷを購入した人向けの払い戻しは、2021年3月8日まで全国の窓口にて無料で対応するとのこと。
また、乗車記念品については準備が完了次第、特急券1枚と引き換える形で引き渡しがされる予定で、東海道新幹線の各主要駅にて行う予定です。(日時は未定)
世界情勢に振り回されたその最期
平成の東海道新幹線を支え、更なる効率化と速達化を成し遂げた700系。
新型コロナウイルスの影響もあり、JR東海にとっても苦渋の決断だったことがうかがえます。
700系の20年にわたる東海道での活躍を労い、文末とさせていただきたいと思います。
参考文献
http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000040250.pdf
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*1:最後(さいご)の語呂合わせが由来と思われる。