涼しさを感じる今日この頃です。
さて、東急では5050系の増備が久々に行われたということで話題になっています。
今回、8月26日(月)に横浜の総合車両製作所を出場した車両はこの通りです。
・5178F8両編成
・サハ5518号車1両
・「4711」と「4611」を名乗る謎の中間車2両
5178Fの8両編成は元住吉駅での事故で横浜高速鉄道に譲渡した分の穴埋めとして、サハ5518号車は修理を受け復旧したとして…、
新たに、「4711」と「4611」を名乗る謎の中間車2両が登場。
この中間車は一体何者でしょうか…!?
5178Fの仕様とは?謎の中間車はどんな感じ?
(登場してから間もない頃の5050系5177F。2016年12月撮影。元住吉検車区敷地外より。)
今回登場した5178Fですが、3年前に登場した5177Fと同じ仕様とのことです。
(ハイバッグ座席、スノープラウ付きスカートなど)
また、謎の中間車2両もこれらの車両と同じ仕様で製造されたことが確認されています。
しかし5178Fは側面にロゴマークが貼られている一方で、謎の中間車2両には側面にロゴマークが貼られていません。
恐らく、9月2日に予定されている東急電鉄の鉄道部門分社化に向けてロゴマークが変わることに備えたものですが、中間車2両だけということで組み込みのついでに貼り付ける可能性が高いとみられます。
2020系列が増える中で、5000系列の車両にした理由。
(写真は2013年に登場した5050系5176F。2019年4月撮影。綱島駅にて。)
田園都市線、大井町線、目黒線の3路線では、久々となる新車ということで2020系列の増備が続いています。
しかし東横線に関しては副都心線との直通に向けて自社の車両を5000系列に統一。せっかく統一したのに見た目も中身も異なる2020系列を投入するよりかは、既存と同じ5000系列の車両を導入したほうが手っ取り早いという考えがあったと思われます。
目的は相鉄直通対応工事の間の予備車確保?
(将来、相鉄に乗り入れる予定の目黒線用3020系3121F。2019年4月撮影。長津田検車区敷地外より。)
これらの中間車の目的は、2022年度の相鉄線直通に向けた対応工事が必要になり、その間の予備車を確保するためと予想します。
特に東急5050系は一時期、8連が2本足りない状態で運用させることを強いられ、10連1本を8連1本にしたり、10連1本を乗り入れ先の路線から借りて対処していました。
今回の謎の中間車2両は、必要に応じて8両編成または10両編成のどちらかが組める編成を1本増やすために増備したと考えられます。
8両編成から10両編成になるのはどれだ!?
(写真は既に10両編成で走る5050系4101F。2019年4月撮影。綱島駅にて。)
さて気になるのは、例の中間車2両がどの編成に組み込まれるか。
5178Fと同じ仕様で製造されたということで、候補は5177Fか5178Fのどちらかになると予想。
しかし最初から5178Fに組み込むとしたら、5178Fは作らずに「4011F」として10両1本丸ごと製造するはずです。
よってこの中間車2両の組み込み先は、5177Fになる可能性が高いです。
東急電鉄では恒例(!?)と化した車両の複雑な組み換え劇。
どうやらそれが落ち着く気配はしばらくない模様です…(苦笑)
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